日本人の小説を読むのが嫌いだった。私が、Audibleに出会ったおかげで、1日2日で完読できた。
まさかの、敬遠していた太宰治をちゃんと読めた
あっさりと読み切れた背景には、ナレーターの人の声と太宰治の作品があまりにもマッチングしたのだ。すごく演技力の高いナレーターの方で、ぼんやりしながら文章を聞いていたとしても、うっかりもらい泣きしてしまった。
小説が苦手だった理由
日本人が描く小説が嫌いな理由は、重苦しくて、悲しい内容が多く、私が深く共感しすぎてしまうからだ。気をつけながら、読んでいても、物語の世界観に深く没入してしまい、主人公や登場人物の悲しい気持ちを共有しすぎてしまい、暗い気持ちからなかなか抜け出せなくなるのがものすごく嫌だからだと思う。
昔の作家は、特に人間の目を背けたくなるような心の醜い部分を浮き彫りにして書くことに気合を入れている気がする。苦労して書き上げた後、それを読んだ作者の気持ちを考え、したり顔してるような気がする。そこも含めて苦手だったりする。
ギリシャや西洋を舞台にした海外の小説のほうが、軽やかで楽しい気持ちになることが多く、そこまで深く感情移入しなくて済むので読みやすい。生まれ育った国が違うこともあるが、それが逆にいい。
共感しすぎる事は良いこととは私には思えない。悲しんでいる人に同情しすぎると視野狭窄になってしまい、周辺視野がなくなってしまうような気がして、自分の人生が危うくなる気がする。
共感能力が高いのは辛い
共感能力が高い事は良いこととされるけれど、知らず知らずのうちに、私は共感する力が強く、また自分で言うと素朴聞こえるかもしれないが、優しすぎる性格なので、そこは気をつけたほうがいいと思う。無意識でそーゆー生活をしていると、人にうまく利用されやすい馬鹿みたいな人間になってしまう気がする。
自分を守れるのは自分しかいないと究極的にはそう感じるので、やっぱり深く共感しすぎないことだったり、不幸のどん底にいる人のそばには近寄らないほうがいいんじゃないかと、今は判断している。
不幸のどん底にいる人のそばには、案外、したたかな人が隠れている。悲しんでいるような、苦しんでるような顔をしながらも、利用できるお人好しが近づいてきたら、サークルオブライフの強者のようにすかさず逃さないように鋭い爪で、相手の首を自分のほうに引き寄せる、そんな厚かましさがある。
読む前は太宰治の作品に対してものすごく先入観があった。いくつかの短編は学校の教科書で読んだことがあるが、自分が主人公である話が多く、自虐的かつユーモラスに描かれているのが印象的だった。
またテレビで太宰作品を要約して、ドラマ化したものをうっかり見てしまったために、暗いイメージが頭にへばりついてしまい、本編を真剣に読む気が失せてしまったのだ。これはテレビやドラマ、映画を先に見てしまったがために小説を読めなくなってしまう現象だ。
実際、今回、小説を読んでいる時にも、昔見た映像作品で演じていた俳優の顔がちらついてしまい、邪魔だなぁと思ったし、映像と小説の答え合わせをするような感覚になってしまったので、残念だった。
もしもまだ太宰作品の映像を見たことがない人はとてもラッキーだと思う。絶対に小説を先に読んだ方が良い。その方が自分だけの作品に落とし込めることができる。自分のイメージを先に見た映像に荒らされないのはすごく幸せなことだと思う。
太宰治の作品を今一言で例えるなら、
「太宰治はいつだって新しい」だ。
明治時代の作家と思えないほど、古臭くなく、新しい文章だ。今の作家以上に今っぽい。
キャッチーで短い文章がかっこいい。
最後の店話に畳み掛けるように短い文章をたくさん重ねながら、1つの感情表現を深く掘り下げていくところも素晴らしい。
自分を自虐的に深い観察眼で、徹底的にこき下ろすところが滑稽で面白い。
明らかに自分が主人公なのに職業だけ作家ではなく、画家として何回も登場させるところも笑ってしまう。
基本的に明るい人だと思う。ギャグとか冗談とか自虐を下にした笑がすごく上手だ。
Audibleのメリット
Audibleは売れている本をナレーターが音読してくれる本です。文章はついていません。ラジオのように聞き流す読書です。 朗読のスピードも自分で調整できます。Audibleに 書籍された本はものすごく売れた本しかありません。今まで読みたかった本や、今でも、本屋さんで平積みされている本を読み放題できるのは嬉しい限りです。
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私は2ヶ月無料で利用しました。
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私のように今まで苦手だったジャンルの本をラジオのように聞き流すことで、散歩や家事の合間に特発ことができます。 Audibleを使えば、読書が嫌いだった人でも、苦手意識が薄れて、好きになれるかもしれませんよ。
個人的には、KindleよりもAudibleの方が利用しやすいです。
その理由は
①とりあえず読みたい本 を無制限で本棚(ライブラリ)に追加できる。
Kindleの場合は、ライブラリに登録できる本の数が限られているから、読まない本を解除しない限り、追加できないのが少々面倒臭い。
②本をダウンロードしなくても読める。
1冊ごとにダウンロードしてしまうと、スマートフォンやタブレットの容量が少なくなったり、動作が重くなってしまうのが難点です。
ですが、Audibleの場合はダウンロードしなくてもことができます。
方法は、 本の表紙を開いて、下に再生ボタンが出てくるので、それを押すだけです。再生ボタンの下にダウンロードボタンがありますが、長なくても読みきることができます。また、読んだ途中に訂正しても、再び読んで、途中から読み始めることができます。
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