The Remix Bird 羽のある雑談

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ドラマ『Years and Years』を観て考えたこと:移民問題、通報者、そして制度の闇。結局は感情がらみ?

最近観たイギリスのドラマ『Years and Years』(邦題:2034 今そこにある未来

)。

1シーズンのみで全6話。

 

https://front-row.jp/_ct/17281000/

https://ja.wikipedia.org/wiki/2034_%E4%BB%8A%E3%81%9D%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E6%9C%AA%E6%9D%A5

これ、正直めちゃくちゃ面白かったです。

アマプラで見ました。

 

社会問題やテクノロジーの進化、国家間の対策、政治家、家族の絆や対立が全部詰まってる。

 

『Years and Years』の概要

1. 制作とジャンル:

• 制作国: イギリス

• ジャンル: SFドラマ / 社会派ドラマ

• テーマ: 現代から近未来の15年間を描き、家族、政治、移民問題、テクノロジーの発展が絡む壮大なストーリー。

 

2. 主なストーリーの流れ:

• イギリスの一般家庭「ライオンズ家」が、社会の激変やテクノロジーの進化に直面。

• 政治的混乱や気候変動、移民問題が家族の生活に影響を与える。

• 登場人物それぞれが、個人的な葛藤や社会的問題に向き合う。

 

3. テーマとなる社会問題:

• 移民問題: 弱い立場に追いやられる移民とそれを取り巻く偏見。

• テクノロジーの進化: 人体とクラウドの同期、監視社会の発展。

• 政治の腐敗と衰退: 極端な政治体制の台頭とそれによる混乱。

• 家族の絆と対立: 社会の変化の中で家族が対立しながらも助け合う。

 

でも、観ている中でどうしても気になったポイントがいくつかあったので、ちょっと考えをまとめてみました。

 


『Years and Years』ってどんなドラマ?

 


ざっくり言うと、近未来のイギリスを舞台に、普通の家族が激動の時代を生き抜いていく物語です。

ネットフリックスの『ブラックミラー』ぽい、未来の先取り予測趣味レーション的な要素もあります。

 

内容は結構濃くて、以下のようなテーマが次々に出てきます:

• 移民問題:移民が差別や偏見の中で生き延びようとする姿。

• テクノロジーの進化:人間がクラウドと同期して、感情や体調まで読み取れる未来。

• 政治の崩壊:混乱する政治、台頭するポピュリズム。

• 家族の絆と摩擦:時代の変化に翻弄されながらも助け合う家族の物語。

 


リアリティとフィクションが混じり合ったストーリーで、見応え抜群。

ただ、観ていて「ここ、ちょっとおかしくない?」って思う場面がいくつかありました。

 


移民問題の矛盾が引っかかる

 


ドラマの中で、移民の若い男性が登場します。

彼はとても魅力的なキャラクターなんだけど、周囲から何度も標的にされます。(目立つ魅力ある性格のいいひとにありがち)

 

特に、元恋人の嫉妬で移民局に通報され、強制送還させられるというシーンは衝撃的でした。

 


でもその後、彼が命を救われたり、逆境を乗り越える場面が続くんです。

 

これ自体は「希望がある」とも取れるんですが、問題はここから。

 


なぜ「通報者」を追及しない?

 


視聴者としては、通報者が誰なのか明確にわかっています。(主要キャラのゲイの元彼氏の嫉妬による通報)

 

それなのに、登場人物たちはそれを追及しないんです。

 

• 移民局への通報が元で悲劇が起きたのに、なぜ通報者の責任を問わないのか?

• 家族の中に「悪者探し」をする描写はあるのに、肝心な部分がスルーされるのは不自然じゃない?

 


この点がどうしても引っかかりました。

ここまで社会問題に切り込んでいるドラマなのに、このテーマだけあえて避けたように感じます。でも社会の不条理をみえるための演出かな?

 


製作者が「ビビっている」?

 


私が思ったのは、製作者がこの部分を避けたのは「政治的なリスクを恐れている」からではないかということ。

• 移民局や政府制度を批判するとスポンサーや放送局に影響がある?

• だから通報者の責任問題を深掘りせず、曖昧にしているように見える。

 


ドラマ全体では移民問題や社会の不公平に強く切り込んでいるのに、最後の最後でそこを無視されると、ちょっと拍子抜けしました。

 


テクノロジー描写の使い方にもモヤモヤ

 


さらに気になったのが、テクノロジー描写の使われ方。

 

ドラマの後半で、体内にクラウドやデジタル機器を埋め込んだ若い女性が登場します。

彼女は相手の感情や体調を読み取れる能力を持っているんです。

 

• この能力があるなら、通報者の挙動くらいわかるはずじゃない?

• 家族がそばにいるのに、この能力が活用されないのは不自然。

 


テクノロジーがテーマに大きく関わるドラマなのに、肝心な部分でそれを使わないのは残念でした。

 


視聴者に気づかせない演出?

 


多分、多くの人は「通報者を追及しないこと」に気づいていないと思います。

 

それは、ドラマが感情的な演出でその問題をカバーしているから。

 

• 最後の方で家族が悲しみを共有して、「絆が深まったように見える」場面があるんです。

• これによって、「問題が解決したように見える」錯覚を生んでいるのかもしれません。

 


でも、私はそれが余計に気になりました。

 

切り込むだけ切り込んで、最終的に曖昧に終わるのは、テーマの一貫性が欠けているように感じます。

 


まとめ:鋭いテーマなのに曖昧さが残る

 


『Years and Years』は、社会問題や家族のあり方を鋭く描いた素晴らしいドラマです。

 

でも、移民問題や通報者の責任、テクノロジーの描写については、掘り下げが足りない部分がありました。

 

• なぜ通報者を追及しない?

• テクノロジーがテーマなのに、使い方が中途半端。

• 製作者がビビっている可能性も?

 


こうした点を含めて、考えさせられるドラマでした。

 

アマプラやTverやネットフリックスをテレビで見れるやつです。↓