先日、「サンリオエキシビジョン」と「サンリオフェス」に行きました。
それについてはまだブログをアップしていません。
ですが昨日、Netflixシリーズ『マイメロディ&クロミ』というぬいぐるみアニメを見終えたばかりです。
見終わってから日数が経つと、新しい階層でどんどん感想が変化して足されていくようです。

Netflix『マイメロディ&クロミ』とはどんなかんじ
こちらのアニメでは、理屈抜きでお互いに人を好きになる瞬間や、共鳴や共振の瞬間を、マイメロがわかりやすく具現化してくれていた。
マイメロがいろいろあって天界に行ってしまい、そこでハートさん(実はある国王の心臓または魂の具現化)と出会うのだけど、その時マイメロはどうなってしまうのかが、私にとっては一番の見どころでした。
衝撃のマイメロとハートさんの出会い
出会いのシーンで、ハートさんがマイメロを見つけて強く光を放って大喜びした。
顔がなぜかマイメロにそっくりで、すごく嬉しそうに笑っていた。
そのあとマイメロの心臓部分も強く打ち鳴って、手で抑えながら「苦しい」みたいになって、まともに立っていられなくなった。
そしてマイメロは仰向けになって寝転んでしまい、「低血圧のせいか、マイメロは体調が悪いみたいです」と言って、目を瞑って苦しそうにしていた。
これだと思った。
たぶんほとんどの人が、こういう説明のつかない身体と心の経験はしていないと思う。
だからこのシーンを見た人は「恋じゃない?」と思うらしい。
私の知人にもこのシーンを話したら、そう言った。
確かに恋愛感情でもある現象だと思うけど、恋愛という型に収めるには浅すぎる。
もしくは相互に起きる魂の呼応だと思う。
相性が魂的に良すぎると言ってもいいんじゃないか。
すでにある言葉で表現することができない現象だ。
こっちのほうが大切なことだと思った。
2回目でさらに衝撃だったハートさんとの出会いシーン
それより、マイメロとハートさんの出会いのシーンが気になって、2回目にそこだけ見直したらすごいことがわかった。
そして、やっぱりすごくリアルな順序で描かれているんだと感動した。
1回目に通しで見終えた時、私は勘違いしていた。
ハートさんに出会った瞬間に、マイメロの体に異変が起きたと思っていた。
しかし実際は、目で見て目の前にいる前、出会う前からマイメロには色々起きていた。
まずいつもの日常を送っているとき、昼寝中に近々起きるであろう予知夢を見ていた。
そして森に迷い込んでしまい、冷静になるためにお茶をしてリラックスしている最中に、突然「何?ドキドキする?!」となっていた。
なんと、マイメロはハートさんに出会う前からドキドキしていたのです!!
これはリアルです。
で、そのすぐ後に、不思議のアリス的な展開で、木の麓にある大きな穴にマイメロが落っこちて、その下に世界があり、そこにハートさんがありました。
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マイメロ失神①
そしてドキドキがありつつも、マイメロがハートに手を伸ばすと、ハートの方も何か感じたらしく、めっちゃくちゃ強く光りまくります。
そしてマイメロが失神しそうになります。
そのあと、木下の世界に落ちたのに、なぜか天界の雲の上の世界になっていました。
そこはマイメロが先日見た予知夢で広がっていた世界でした。
リアルなんですよ、この順番は。
その雲の世界のなかで、マイメロとハートさんは言葉がなくてもお互いにしたいこと、したほうがいいことがなぜかわかるようで、マイメロは直感に従っていろいろ行動をしていきます。
マイメロ失神②
そして雲の上でさらにマイメロは胸が苦しくなって、失神しそうになって倒れてしまい、ゴロゴロしてました。
なので、ゴロゴロするまでにこんなにステップがありました。
ほんと、人の記憶ってあいまいですね。
その姿を見て、そっか、自分と同じ熱量を持った他人に出会うと、本人もどうしてそうなるのか頭では気がつかないほど強く惹かれるんだと思った。
まず初めに、身体反応として強く出てしまう。
初めての体験すぎて、過去の経験とも結びつかず、ひどく混乱する。
あ、これ去年の私だと思った。
わかりやすく目で見える形にしてくれているのに、逆にわかりづらくなる。
難しいと思えるところが素晴らしかった。
「そもそもそういうものなんだ。説明ができないことの方が大事なんだ。」ということを、そのままぬいぐるみアニメで物語にしてくれていた。
そこには言葉はいらなかった。
身体的呼応をしてもやっぱり話したい
だけど、滅多に出会わない同じ熱量の言葉にならない身体反応を経験して、それを自分が納得するために分析したり説明したあとに、それはもはや要らないまでわかったあとなら、やっぱり言葉で表現し合いたいという欲求が立ち上がる。
それであれば、言葉もいいなと思う。
体験が先にあって、身体が先に反応して、説明はいらないところまで行った。
でも、それでも相手と「言葉を交わしたい」という欲求が残る。
感覚を閉じ込めるためではなく、もう一度触れ直すための言葉。
意味を固定するためではなく、体験をもう一度別の形で確かめるための言葉。
説明できないものに、もう一度近づきたい感じ。
いやでも、この流れの思考は前にも私の中でやったやつだ。
今後、感じ方やいちばんにしたいことは変わるだろうけど、現時点では、理屈抜きに好きがわかることが私には新鮮で、それ以上でも以下でもない。
ハートさんとは?
ちなみにハートさんは見た目もそのままハートのプラスチックで、言葉は発しないけど、顔がついてて、笑ったり困ったり、飛び跳ねて隠れたり喜んだりする。
そしてエゴと目的意識に囚われた王子の息子により、父である王様のハートさんは本人の意思を無視され、ガラスの瓶に入れられて道具として役割だけをまっとうさせられると、具合が悪くなり、ピンク色から薄紫色に変色して、どんどん弱って動かなくなっていった。
それは後半で、マイメロが「ハートさんは道具じゃないの!」と涙ながらに主張するシーンへつながっていく。
マイメロとハートさんとの生活シーンも好き
あ、そうだ。
もう一つの見どころは、マイメロがハートさんとしばらく生活を共にしているところです。
マイメロの寝る前の過ごし方が良かったです。
お風呂に入って頭にハートさんをのせたり、暖かいお茶を飲んだり、そしてここが驚愕でした。
ハートさんにコロコロをくっつけてフェイスローラーとして使っていたのです!!
トリッキーなハートさんの使い方をしていることに目を疑いました。

しかし次のシーンではまたハートさんとお茶をしたり、ベッドで寝ているので、どうやってコロコロを取り付けたのだろうと不思議でした。
と思ったけど、よく観たらフェイスローラーのハートには、お菓子に散りばめるようなカラフルなチョコチップがついていませんでした。

なので、紛らわしいけど、たまたま同じ色の透明なハート型のフェイスローラーなのかも。
ピアノちゃんの複雑さ
そして、マイメロの友人のひつじ、ピアノちゃんもよかった。
はじめは『ちいかわ』でいううさぎみたいに、人間の言葉を話さず、動物のひつじらしく「メェ〜」しか言わなかった。
でも最後の2話くらいになって、実は人間の言葉が話せるという驚きの展開があった。
ひつじのピアノちゃんは、自らの意志により、あえて話さなかったらしい。
理由は、「言葉にすると、それだけで終わってしまうのはつまらないから」。
言葉だけに頼ると、大切なことを見落としたり、意味が固定化されて、他の道を考えられなくなることがある。
だから、受け取り方のバリエーションを無限に広げる挑戦だったようだ。
挑戦というより、その方が楽しいからなのかもしれない。
だったらずっと黙っとけと思ったけど、喋るんだなと思った。
あとピアノちゃんて、アクションやアクロバットシーン担当で、力技の喧嘩が強かった。
早朝からランニングしているし、DJも好きだし、運転もするし、シャイには見えなかった。
他の登場人物のざっくりした紹介
クロミは現代テクノロジーを駆使してて、小型偵察機ドローンや地下シェルターや空を飛ぶ改造バイクに乗ったりしててよかった。
だけど人間関係とビジネスと恋愛に不器用なところが可愛くて、バランスを取っているようだった。
マイメロにまとわりついてるねずみは、向上心が強くて、マイメロのお菓子作りのビジネスで成功して、自分の銅像や名前の自社ビルをもつのが夢らしい。
マイメロとクロミの共通点
そしてマイメロとクロミ、そして私の共通点がありました。
毎朝決まった時間に起きるのが苦手ということ。
でも素晴らしいのは、マイメロもクロミもそれを自覚して、素直に受け入れていて、自分を一切責めていないことです。
クロミは誰かに起こされないと寝坊する自分を見て、「生活が苦手だ!」と一気に結論づけていて素敵でした。
マイメロはもっとすごくて、自然界のリズムと一体になって生きていました。
低気圧の日は一日中寝て過ごします。
低気圧の日が何日も続くならずっと寝てます。
高気圧の日にしか動きません。
つまりマイメロは自分の身体反応を信じて動いています。
だからハートさんに出会って、苦しいほどの動悸に見舞われたときも、「低気圧のせい?」と勘違いしていたのです。
説明のつかない現象が自分に起きた時って、無理やり理由を探してしまうものだから、わかると思った。
ほかのマイメロ系アニメの紹介
普通のアニメ版のマイメロはけっこう、あざといっぽいから、ストーリーやキャラの描き方が少し違うところも面白い。
クロミが主人公版のYouTubeのクロミアニメもより宇宙っぽくて、ワームホールを通ってメタバースとか並行世界に旅行する話だから、それもいいなと思った。
クロミって最新のテクノロジーを駆使するの好きだし。
今回のNetflix版のアニメは、エンディングが長嶋茂雄さんと一茂さん親子の関係を一瞬思い出しました。
なんか難しい話に落ち着いたしハッピーエンドになっていたけど、そこはあまり見どころではなかったので省きました。
とりあえず、まるまるしててかわいいマイメロを見て欲しいです。
私的な感想まとめ
体験が先にあって、身体が先に反応して、説明はいらないところまで行った。
でも、それでも相手と「言葉を交わしたい」という欲求が残る。
感覚を閉じ込めるためではなく、もう一度触れ直すための言葉。
意味を固定するためではなく、体験をもう一度別の形で確かめるための言葉。
説明できないものに、もう一度近づきたい感じ。
いろいろ書いたけど、結局いちばん言いたかったことは、理屈抜きで好き、ということだった。
説明できなくても、理由がなくても、身体の方が先にわかってしまう。
でも、身体が先にわかってしまったからこそ、今度は言葉でも触れたい。
言葉にしたいのは、説明するためじゃない。
正解を出すためでもない。
ただ、その人と話したいからだ。
理屈抜きで好き。
いっぱい、話したい。







